犬や猫を家族に迎え入れたい!と
思ったときに一番最初に思い浮かべるのは
ペットショップではないでしょうか。
しかし、犬や猫に出会える場所は
ペットショップだけではないということはご存じですか?
この記事では、犬や猫に出会える場所や
迎え入れる為に必要な条件、
そして、迎え入れるときはもちろん、
一緒に暮らしていく中でかかる費用などについて
詳しく解説していきたいと思います!
どこで出会える?
![](https://buuchanblog.com/wp-content/uploads/2023/02/markus-winkler-PcKhVNNyEio-unsplash-1024x683.jpg)
ペットショップ
これは一番メジャーでみなさんが思い浮かべる場所だと思います。
ペットショップは、ホームセンターやショッピングモール内にも
入っていて人目に付きやすい為、
一番手軽に購入できる場所だと思われます。
また、ペットショップでは子犬や子猫が販売されていることが
ほとんどなので赤ちゃんの頃から飼いたいという方や
店頭で「一目ぼれ」をして購入する方が多いのではないでしょうか。
ブリーダー
繁殖活動を主としているブリーダー
ペットショップや個人に販売をしています。
ネットで検索すると「ブリーダーサイト」など出てきます。
最近は、インターネットの普及もあり、
ペットを飼いたいと思っている方は
一度は見たことあるのではないでしょうか。
特定の種類の犬や猫を繁殖しているブリーダーさんも多いので
その種類に関して詳しい人が多いです。
飼いたい種類が決まっている方は
こちらで購入する方も多いかもしれませんね。
また、両親やその子の育ってきた環境、兄弟も見られたりするので、
その点は安心できるところでもあります。
保健所
保健所と聞くと殺処分を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
殺処分の頭数は年々減ってきてはいるものの
実際に、日本ではまだ約2万頭(令和2年4月~令和3年3月時点)の
犬や猫が殺処分されているのが現状です。
保健所や愛護センターでは
野良犬や野良猫などの収容・保護を行っています。
しかし、その他にも収容されている動物の
譲渡活動も行っているのはご存じでしたか?
保健所で収容・保護されている動物たちは
野良犬、野良猫の他に飼い主が直接連れてくる
というものがほとんどです。
保健所で保護された動物は、
一定期間が経つと殺処分されてしまいます。
その前に、何とか里親を見つけようと
譲渡会やネットへの掲載など
様々な取り組みが行われています。
保健所の方々も殺処分を減らす為に活動されています。
まずは、ネットで検索してみるところからでもいいので、
気になる子を見つけたら
実際に、譲渡会などに足を運んでみてください!
保護施設
保護施設とは、先程の保健所から犬や猫を受け入れたり、
飼い主から直接引き取ることもあります。
また、野良犬や野良猫を直接保護したりもします。
最近では、「坂上どうぶつ王国」という番組で坂上忍さんが
実際に保護活動を始めたことで保護施設を
認知している人も多くなったのではないでしょうか。
影響力のある方がそういう活動をされるのは
とても素晴らしいことですよね!
![ぶうちゃん](http://buuchanblog.com/wp-content/uploads/2023/02/ぶうちゃん.pptx-150x150.png)
坂上忍さん良い人!尊敬~
保護施設もSNSなどを使い情報を発信したり、
譲渡会を行って里親を探すといった活動をしています。
また、里親に引き渡すまでの間にかかる費用は多く、
自分の生活を犠牲にして保護活動をしている人も少なくありません。
日本の抱える問題とは
上記では、犬や猫に出会える場所をご紹介しましたが、
その中で殺処分のお話などがありましたね。
日本では、殺処分を減らす為の活動が行われているものの
約2万頭の殺処分がある…2万って相当な数字ですよね。
なぜこんなに多くの殺処分が行われているのか。
それは、生体販売なども理由の一つです。
まず、ブリーダーからペットショップに行くにあたって、
細かい選定がされます。
小さな傷やぱっと見わからないようなものでも
ペットショップには連れて行ってもらえません。
同じ犬・猫であるのに、まるで欠陥品のように…
高い値段でお客さんに販売するので細かく選定するのは
当然のことなのかもしれません。
ですが、私は生き物をこんな風に区別するのは
悲しいことだと感じてしまいます。
また、最近ではコロナ化によって
家にいる時間が増えて衝動買いをする人が増えている。
というのもよく聞きます。
可愛いだけで飼い始めてしまい、
イタズラやトイレができない、無駄吠えなど
思っていたのとは違うという理由で
捨てられるペットもたくさんいます。
また、悪徳なブリーダーは繁殖の為に、交配させるだけさせて、
用済みになると飼育放棄をするという人もいます…
保護施設に連れてこられる子たちの中には、
「引っ越しが原因で」「生まれた子供がアレルギーで」
といった理由で連れてこられる子たちがたくさんいます。
![ぶうちゃん](http://buuchanblog.com/wp-content/uploads/2023/02/ぶうちゃん.pptx-150x150.png)
なんて無責任なんだ…
家族をそんな風に捨てるなんて私には考えられません!
では、選定の結果ペットショップに行けない子や、
捨てられた子はどうなるのでしょうか。
良心的なブリーダーさんや保護施設に連れて行ってもらえた場合は、
里親を見つけて新しい家族と幸せになれる場合もあるでしょう。
しかし、そうでない場合には
保健所に連れていかれ殺処分となります。
![ぶうちゃん](http://buuchanblog.com/wp-content/uploads/2023/02/ぶうちゃん.pptx-150x150.png)
人間の勝手で繫殖されて、人間の勝手で殺されるなんてひどい…
殺処分されている犬や猫がたくさんいる中で
どんどん繁殖され、販売され、増えすぎた為に殺処分…
と最悪なループがうまれてしまいます。
海外では、生体販売の禁止など規制が進んでいる国もあります!
私は、ペットショップ・ブリーダー・保護施設から犬を迎え入れたことがありますが、
どの子も本当に可愛くていい子です。
保護施設や保健所で迎え入れる子はペットショップと違い
大人になっている子も多いですが、
それぞれの可愛さがあります。
この機会に、犬や猫を迎い入れたいと思っている方は
保健所や保護施設から迎え入れるという選択肢も追加してほしいです。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3T2HWL+13W2B6+CHG+TUO9T)
条件や費用は?
ここまで、日本の抱える問題について解説してきましたが
この問題を解決する為には
飼い主が責任を持って最後まで
面倒を見ることが重要です。
ここで、迎え入れる為に必要な条件と費用について解説していきます。
これを踏まえた上で、再度本当に犬や猫を家族に迎い入れるのか
検討していただきたいです。
条件
《ペットショップ・ブリーダー》
ペットショップやブリーダーから
購入する際には特に条件はありません。
誰でも、簡単に購入できてしまうというのも
捨て犬・捨て猫に繋がっていると思われます。
また、子犬・子猫のうちはイタズラなども多く
思っていたのと違う…と捨ててしまう人も多いようなので
説明不足もあるのかもしれません。
《保健所・保護施設》
団体によっても条件は違いますが、
今回はその中の一部をご紹介します。
- お子さんがいない家庭
- 60歳以下の方
- 一人暮らしではない方
- 転居の可能性がない方
![ぶうちゃん](http://buuchanblog.com/wp-content/uploads/2023/02/ぶうちゃん.pptx-150x150.png)
この条件、少し厳しい気がする…
一人暮らしやお子さんがいる家庭でも大事にしている人はたくさんいます。
お年寄りでも家族の協力があれば最後まで面倒見ることができます。
転居の可能性があってもちゃんとペットの飼える環境を整えて
手放さない人だってたくさんいるんです。
もちろんこんなに厳しい条件があるのは
捨て犬や捨て猫を増やさないためです。
しかし、これではせっかく保健所や保護施設から
迎え入れようと本気で思ってくれた方がいても
条件が合わない為迎え入れることが
できないですよね…
費用
まず、迎え入れる時にかかる生体の費用は
ペットショップ:約10万~40万円
ブリーダー:約3万~30万円
保健所:約1万円
保護施設:約2万~5万円
施設や犬・猫の種類によっても変わってきますが
一般的にはこのくらいです。
その他、
グッズ代(ゲージ・リード・おもちゃ・お手入れ用品など):約3~4万円
避妊・去勢手術:約1~3万円
混合ワクチン:年に一回、約1~3万円
ノミ・ダニ予防:約1~2万円
フィラリア予防:約5000~1万円
〈犬〉畜犬登録:約3500円
フードやトイレなど月々約3000円~2万円(ワンちゃん・猫ちゃんの体の大きさにもよる)
病気などした時には高額の費用がかかることが予想されます。
他にも多くのランニングコストはかかります。
動物を飼うということは、
このくらいお金がかかることだと理解して頂きたいです。
犬や猫を家族に迎い入れたい!まとめ
動物を飼うためには責任と覚悟が必要で費用もかかりますし、
簡単には飼えないということがわかりました。
犬や猫を家族に迎え入れたいと思った時、
出会える場所はペットショップの他にもたくさんありましたね。
ぜひ、保健所や保護施設にも目を向けてみてください!
例え、病気や傷などがあっても同じ犬・猫です。
可愛いことに違いはありません。
また、日本が抱える問題について今一度考え直し、
自分の出来ることから始めてみましょう。
例えば、動物を飼った時には、避妊・去勢手術をする
病気などの関係でできない場合には外で交配してしまわないように
室内飼いを徹底するなど、自分で面倒が見れないなら
増やさない努力をすることが大切だと思います。
また、当たり前ですが
「家族として迎え入れたなら最後まで責任を持って面倒を見ること」です。
迎え入れる前に、犬や猫のことをよく調べてください。
動物を飼うというのは、思った以上に大変です。
それでも、迎え入れたいと思うなら、
ぜひあなたの手で幸せにしてあげてください♪
今回は、犬や猫を主としてご紹介してきましたが、
これは他の動物たちにも当てはまることだと思います。
日本が動物たちにとってより良い過ごしやすい環境になりますように。
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